2026-05-08
環境省は4月21日「令和8年度クールビズについて」(デコ活で働き方を快適に)を公表した。
クールビズとは、地球温暖化対策の一環として、平成17(2005)年度から政府が提唱している、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイルである。
適切な室温管理とその室温に適した働きやすい軽装などの取組のほか省エネ型エアコンへの買換え、西側の日よけのブラインドなど仕事環境への取組についても推奨している。
環境省は、「令和8年度クールビズ」について従来の省エネ対策としての軽装推奨にとどまらず、脱炭素社会の実現と働き方の柔軟化を同時に進める取組である「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らし)の一環としてクールビズの取組を推進していくこととしている。
取組の実施期間は、環境省本省において令和8年5月1日(金)~9月30日(水)の5ヶ月間とされ、この期間に集中的に取り組むことが示されている。
ただし、今回は、実施期間外でも気温や環境に応じて柔軟に実践することが推奨されており、形式的な期間設定よりも実態に即した対応が重視されている点が特徴となっている。
取組の中心は、「適切な室温管理」と「それに見合った軽装」である。従来のように一律の温度設定に依存するのではなく、各職場や個人の状況に応じてエアコンの温度を柔軟に調整し、無理のない範囲で省エネを図ることが求められている。
また、服装についても「新しい豊かな暮らし」に向けた取組の一つとして、全世代が働きやすい服装を選べる「オフィス服装改革」(TPOに応じた服装の自由化)が推奨されており、クールビズ×サステナブルファッション、熱中症予防といった各種のキャンペーンを展開するなど、衣食住・職・移動・買物といった生活のあらゆる局面で国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を促し、脱炭素につながる豊かな暮らし創りを官民連携で進めるとしている。
また、近年の猛暑傾向を踏まえ、熱中症対策も重要な柱とされており、「熱中症警戒アラート」や「熱中症特別警戒アラート」の活用を呼び掛け、気温や暑さ指数に応じた適切な行動として、健康確保を最優先とした現実的な対応が求められている。
令和8年度のクールビズは、省エネ、CO2削減という従来の目的に加えて、快適で柔軟な働き方の実現や健康管理の強化を重視した総合的な施策へと発展しており、持続可能な社会に向けた行動を日常生活の中で定着させていくことが重視された取組となっている。
(参考)令和8年度クールビズについて~デコ活で働き方を快適に~

