2026-10-09
国税庁は9月29日、「令和7年分民間給与実態統計調査結果」を公表した。
民間給与実態統計調査は、昭和24年分から始まった基幹統計で、民間の事業所における年間の給与の実態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、租税負担の検討、税務行政運営等の基本資料とすることを目的としており、調査結果の概要は以下のとおりである。
民間給与の動向について、給与所得者数は6,080万人で前年比2万人の増加となった。給与の総額は、247兆6,479億円、前年比6兆2,091億円(2.6%)の増加、源泉徴収された所得税額は13兆1,262億円で前年比1兆9,429億円(17.4%)の増加となっている。
1年を通じて勤務した給与所得者について、平均給与は487万円(前年比1.9%増)で前年から9.1万円の増加、5年連続での増加となり過去最高となった。男性は597万円(同1.7%増)、女性は342万円(同2.6%増)であり、正社員(正職員)は559万円(同2.6%増)、正社員(正職員)以外は210万円(同1.6%増)、給与所得者(乙欄適用者を除く)は496万円(同2.0%増)となっている。
平均給与487万円の内訳について、平均給料・手当は412万円(同2.2%増)、男性は501万円(同2.0%増)、女性は295万円(同2.9%増)であり、平均賞与については75万円(同0.4%増)で2年連続の増加となり、男性は96万円(同0.4%増)、女性は47万円(同0.6%増)となっている。
なお、業種別の平均給与・平均賞与については、「電気・ガス・熱供給・水道業」が854万円(同2.6%増)で最も高く、伸び率では「農林水産・鉱業」が前年比13.2%増で最大となっている。
納税者数及び税額について、1年を通じて勤務した給与所得者5,163万人のうち、源泉徴収により所得税を納税している者は4,175万人で、その割合は80.9%(前年比7.8 ポイント増)となっており、その税額は12兆9,141億円で、納税者の給与総額に占める税額の割合は5.57%(前年比0.32 ポイント増)となっている。
(参考)「令和7年分民間給与実態統計調査結果について」
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/minkan_2026/pdf/01.pdf

