国土交通省「令和8年都道府県地価調査」の結果を公表

国土交通省は9月15日、「令和8年都道府県地価調査」の結果を公表した。
 
本調査は、各都道府県知事が毎年7月1日における基準地の1㎡当たりの価格を調査し公表するものであり、令和8年は全国21,466地点を対象として実施された。
 
全体的な特徴として、全国の地価は、景気が緩やかに回復している中、地域や用途により差があるものの、三大都市圏では上昇幅が拡大し、地方圏でも上昇傾向が継続するなど、全体として上昇基調が続いており、調査結果は以下のとおりである。
 
地価動向について、全国平均では、全用途平均(1.5%)・住宅地(1.0%)・商業地(2.9%)のいずれも5年連続で上昇しており、商業地は上昇幅が拡大したが、全用途平均・住宅地は前年と同じ上昇幅となっている。
 
都道府県別では、変動率がプラスの都道府県の数は、住宅地が21都道府県(前年同数)で最大は東京都(5.8%)、商業地は35都道府県(前年比+4)で東京都(11.4%)が最大となっている。
 
地域別について、三大都市圏では、全用途平均(4.4%)・住宅地(3.2%)・商業地(7.4%)のいずれも上昇が継続しており、全用途平均・商業地は上昇幅が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇幅となっている。なお、東京圏及び大阪圏ではいずれも上昇幅が拡大しているが、名古屋圏ではいずれも上昇幅が縮小している。
 
地方圏では、全用途平均(0.4%)・住宅地(0.1%)・商業地(0.9%)のいずれも4年連続で上昇し、全用途平均・住宅地は前年と同じ上昇幅となったが、商業地は上昇幅が縮小している。地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)ではいずれも上昇幅が縮小しているが、その他の地域では商業地は上昇幅が拡大し、全用途平均・住宅地は前年と同じ変動幅となっている。
 
変動率の上位順位について、住宅地の1位は北海道富良野市(32.0%)、2位は長野県白馬村(31.3%)となっており、これはリゾート地域等において別荘・コンドミニアムや移住者、従業員向け住宅の旺盛な需要が背景にある。また、商業地の1位は長野県白馬村(35.6%)、2位は長野県野沢温泉村(27.0%)となっており、インバウンドが増加した観光地等では、旺盛な店舗・ホテル需要を背景に、高い地価上昇が継続している。
 
(参考)「全国の地価動向は全用途平均で5年連続上昇~令和8年都道府県地価調査~」

https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00084.html