国土交通省 「令和8年地価公示」を公表

国土交通省は3月17日、「令和8年地価公示」を公表した。
 
地価公示は、毎年1月1日時点の1㎡当たりの正常な価格を判定し公示するものであり、令和8年は全国26,000地点を調査対象として実施され、結果は以下のとおりである。
 
全体的な特徴として、全国の地価は景気が緩やかに回復している中、地域や用途により差があるものの、三大都市圏では上昇幅が拡大し、地方圏でも上昇傾向が継続するなど、全体として上昇基調が続いている。
 
変動率について、全国平均では、全用途平均(2.8%)、住宅地(2.1%)、商業地(4.3%)のいずれも5年連続で上昇し、全用途平均・商業地は上昇幅が拡大したが、住宅地は前年と同じ上昇幅となっている。
 
都道府県別では、変動率がプラスの都道府県の数は、住宅地が31都道府県(前年比+1)、商業地は38都道府県(前年比+4)となっている。
 
地域別について、三大都市圏では、全用途平均(4.6%)、住宅地(3.5%)、商業地(7.8%)のいずれも5年連続で上昇し、上昇幅が拡大している。なお、東京圏及び大阪圏ではいずれも上昇幅が拡大しているが、名古屋圏ではいずれも上昇幅が縮小している。
 
地方圏では、全用途平均(1.2%)、住宅地(0.9%)、商業地(1.6%)のいずれも5年連続で上昇し、全用途平均・住宅地は上昇幅が縮小、商業地は前年と同じ上昇幅となっている。
 
地方四市(札幌市・仙台市・広島市・福岡市)では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも上昇幅が縮小したが、その他の地域では全用途平均・住宅地は前年と同じ上昇幅となり、商業地は上昇幅が拡大している。
 
住宅地の変動率1位は長野県白馬村(33.0%)、2位は北海道富良野市(30.0%)となっており、これはリゾート地域等において別荘・コンドミニアムや移住者、従業員向け住宅の旺盛な需要が背景にある。
 
また、商業地の変動率1位は北海道千歳市(44.1%)であり、これは大手半導体メーカーの工場が進出した地域では、関連企業も含めた従業員向けの住宅需要のほか、関連企業の工場用地や事務所・ホテル・店舗の需要も引き続き堅調となっている。
 
(参考)「令和8年地価公示」

https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00074.html