法定調書の提出はe-Tax!! 約4人に3人が利用

国税庁は、8月1日にリーフレット「法定調書の提出はe-Tax!! 約4人に3人が利用」、「e-Tax等による法定調書の提出が義務化されています!」を更新し、ホームページで公表した。
 
リーフレットではe-Tax(国税電子申告・納税システム)による法定調書の提出は76.6%と約4人に3人が利用するなど普及が進んでいることを踏まえ、e-Tax等による法定調書の提出義務化基準、e-Taxソフト(WEB版)による作成・提出及びe-Taxソフト(WEB版)の利用方法を案内している。
 
案内の内容は以下のとおりである。
 
【e-Tax等による法定調書の提出義務化基準】
・ これまで法定調書の種類ごとに、前々年(基準年)に提出すべき法定調書の枚数が100枚以上であればe-Tax等による提出が義務付けられていたが、令和6年度税制改正により、令和9年1月以後に提出する法定調書については、基準年の提出枚数が100枚以上から30枚以上に変更となった。これにより令和7年中に提出する法定調書が30枚以上あった場合は、令和9年に提出する法定調書はe-Tax等による提出が必要となる。
 
【e-Taxソフト(WEB版)による作成・提出】
・ e-Taxソフト(WEB版)の使用で、e-Taxソフトのインストールを行わずに簡単に法定調書を作成・提出することが可能となるほか、CSVファイル等作成・分割ツールの使用により、作成データチェック、送信の上限内でのファイル分割が可能
 
【e-Taxソフト(WEB版)の利用方法】(源泉徴収票作成を例示)
・ STEP① e-Taxホームページにアクセス、「ログイン」をクリック、「個人の方」または「法人の方」をクリック
・ STEP② e-Taxを初めて利用する場合は「初めての方はアカウント作成」を選択、既にe-Taxを利用の場合はログイン後、利用者情報を登録
・ STEP③ 1件別に源泉徴収票を入力、又は、会計ソフト等で作成したCSVファイルを読み込みした後、法定調書合計表を作成、電子証明書で電子署名を付与し送信
 
【その他】
・ eLTAX(地方税ポータルシステム)の電子的一元化機能の利用により、給与支払報告書、源泉徴収票を同時に作成・提出が可能
・ マイナポータルとの連携で給与所得の源泉徴収票情報の自動入力が可能
 
なお、e-Taxソフト(WEB版)は作成可能な法定調書が給与所得の源泉徴収票など数種類に限られているため、作成できる法定調書を事前確認する必要がある。
 
書面で法定調書の提出を行っている事業者等は、e-Taxの活用により事務の削減につながると考えられる。
 
(参考)法定調書の提出はe-Tax!!

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hotei/teishutsu_tirashi.pdf

 

(参考)e-Tax等による法定調書の提出が義務化されています!

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hotei/hikari_gimu.pdf